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1)貸借対照表から資金を考える 資金を考えるには、必ず二つの面、つまり調達と使途を考えることが必要です。ここでは、貸借対照表構成図を例にとって資金の考え方をご紹介します。
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<貸借対照表構成図> |
| 資金使途と必要額 |
資金調達方法と調達額 |
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1_使途と必要額を明確に |
| 「資産」側は資金の使途を表しています。手元に余裕資金として現金・預金をどれくらい持っていればよいのか、売上債権、在庫といった運転資金はどれだけ必要なのか、設備投資はいくら必要か、など事業計画の策定の際は、資金の使途と必要額は明確に洗い出しておきましょう。 |
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| 2_そして調達を考える |
| 「負債」「資本」側は資金調達を表します。明確にした使途とその必要額に対し自己資金はどれだけあるのか、友人や親戚、金融機関などから借りられる資金はどれくらいまで可能なのか、果たして貸してくれるのか(負債となる)、それとも出資してくれるのか(資本となる)など、常に明確になった使途と必要額と調達可能な額とのバランスをみながら資金を考えなければなりません。
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2)格言から学ぶ資金
1_「無いが意見の総仕舞」
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| 起業にあたり一番大きな問題は資金をいかに調達するかということです。資金がなければいくら素晴らしい事業ビジョンも絵に描いた餅です。必要資金の調達という第一関門を抜けてこそ、スタートラインに立てるといっても大袈裟ではありません。したがって、起業するには自分の事業内容などに合わせどれだけの資金が必要なのか、どのような資金調達の道があるのか十分研究しなければなりません。そして当たりをつけたら後はどのような資料をもとに、どのように相手を説得するかが大きなポイントとなります。ある意味で起業家は、資金調達の達人でなければいけません。
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| 2_「勘定合って銭足りず」 |
| 起業に当たって、この言葉の意味は十分考えておく必要があります。会社は「利益」の水準がいくら悪くても倒産せずにすみますが、「資金」が不足すれば必ず倒産します。例えば赤字を数年間続けている会社であっても、親会社や銀行、オーナーなどから資金を援助してもらえれば、会社としては存続します。一方でいくら黒字の会社であっても、資金が不足すれば会社は倒産してしまいます。たとえば6ヶ月以内に不渡手形を2回出せば、銀行の取引停止となり会社は事実上倒産します。言うまでもないことですが、資金は調達した後は出て行くのが先で回収が後回しになるのが通常です。運転資金の支払と回収のタイミングを誤ったために資金ショートするようなことは絶対に避けなければなりません。「勘定合って銭足りず」という言葉の意味をよくかみしめ、会社が倒産しないように近い将来の「資金繰り表」を作り日々の資金繰り管理をしていくことは大変重要なことです。
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| 3_「石橋を叩いて渡る」 |
| ここ数年日本の企業が過大設備投資で、収益性が悪化していることはよく言われていることです。この原因は、主にバブル期に投下した資金が何年で回収できるのかという投資採算の見積が非常に甘かった点にあります。起業時に重要なことは資金調達をできる限り多くするという考えではなく、きちんとした事業計画の中で投資に必要な資金をいかに抑えるかということです。そして投下資金が何年で回収できるかの見積を厳しく見ることです。投資した資金はそれを上回る形で回収しなければならず、借りた資金は利息をつけて返済しなければならないのですから。
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| 4_「損益は意見であるが、資金は事実である」 |
| 最近「キャッシュフロー経営」という言葉を新聞や雑誌、書籍などでよく眼にされることと思います。「キャッシュフロー経営」にはつぶれない会社をつくるという目的もありますが、これだけではありません。重要なのはこれまでのように売上や利益のみを重視する経営ではなく、本業が生み出すキャッシュを重視し、これにより設備投資をした資金を確実に回収できるような経営を目指そうとするものです。これについては、後から説明しますが経営に当たってはこの考え方を十分理解しておくことが重要です。
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| 5-「雨が降ると傘を取り上げ、天気になると傘を差し出す」 |
| 昔から銀行を皮肉る言葉としてこのような言葉がよく使われます。会社の状況が悪いときは、貸倒れのリスクを考えて貸したがらないのは銀行も商売ですから当然のことです。最近銀行の貸し渋りにより、ますます貸付先を選別するようになっています。これからは、今までのように金融機関に多くを依存しない、甘えないという考えが必要です。そのためには、単なる日々の銭合わせにとどまらないキャッシュフロー重視の経営をしていくことが重要なのです。
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